東京都江東区有明3-11-1
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「地域自らが来訪者を集める、新しい観光まちづくり 〜集客の核として機能する日本版“DMO”とは〜」
観光を中心とした地域づくりは、従来の送客・受け地の体制から、地域自ら価値を生み出し、地域が自ら来訪者を集める体制への転換を求められています。そのための、観光マネジメントやマーケティング機能をどのように強化していくかが、喫緊の課題となっています。観光の世界的な先進地域で主流の考え方となっている、DMO(Destination Marketing/Management Organization)とは、マーケティング&プロモーションやブランディングの他、クオリティコントロール(品質管理)・安全管理・資源管理等、観光地の維持・成長に向けたマネジメントを担う、一連の組織を指します。このDMOの基本的な考え方が、今後の日本の観光まちづくり、地域づくりに多大な貢献をすると考えられています。
そこで、本セミナーでは、欧米先進諸国で観光集客の核として機能するDMOを参考にしながら、その日本での可能性を探ります。
大社 充 氏
1987年よりエルダーホステル協会で国内外における集客コンテンツ開発に取り組む。2004年NPO法人グローバルキャンパスを設立し現職。DMOの事業運営研修を開発し、2009年から現在まで約80地域で実施。2011年、観光地域づくりプラットフォーム(DMO)推進機構を設立、2013年「DMO研究会」を立ち上げDMOの概念普及・地域への導入支援に取り組む。北海道大学大学院観光創造専攻・博士後期課程在籍。著書『体験交流型ツーリズムの手法』『地域プラットフォームによる観光まちづくり』ほか。
高橋 一夫 氏
1983年JTB入社。西日本営業本部営業開発部長、コミュニケーション事業部長を歴任。その傍ら総務省地域再生マネージャーとして観光振興・地域ブランド構築事業に取り組む。2006年JTB退社後、流通科学大学で教鞭を執り、現在、近畿大学経営学部教授。欧州でのDMO調査成果を踏まえ、本セミナーではバルセロナのDMOについて紹介。
井手 修身 氏
1986年リクルート入社。地域活性事業部を立ち上げ観光振興・まちづくり・人材育成等の地域課題の解決に携わる。2006年イデアパートナーズ株式会社を設立。旅館・ホテル再生支援や観光・地域活性化に取り組む。民間主導型の観光まちづくり組織(地域DMO)や観光地域づくりに詳しく、2010年には自らNPO法人イデア九州・アジアを設立。本セミナーでは小値賀町や南房総市、飯田市など日本型の取り組み事例を紹介。
中嶋 聞多 氏
東京慈恵会医科大学、文教大学、信州大学、法政大学大学院教授を経て現職。専門は応用情報学(情報にもとづく問題解決の研究)・知識経営論。事業構想大学院大学教授・研究科長。事業構想研究所長。慶応義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科特別招聘教授。地域活性学会理事。
セッション | 内容 |
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基調講演 | 地域自らが来訪者を集める、新しい観光まちづくり 大社充(DMO推進機構代表理事/NPOグローバルキャンパス理事長) |
海外事例 | 観光・先進諸国にみるDMO;Destination Marketing & Management 〜観光集客を激変させたバルセロナDMOと日本への示唆〜 高橋一夫(近畿大学経営学部教授) |
国内事例 | わが国におけるDMO的な取組み事例の紹介 〜南房総市や飯田市、小値賀町など日本型の取組み事例とその効果・可能性〜 井手修身(DMO推進機構常務理事/イデアパートナーズ株式会社 代表取締役) |
ポイントトーク | DMO導入の鍵を探る ・マーケティング機能の導入 ・新たな官民連携の仕組み パネラー:高橋一夫・井手修身 コーディネーター:大社充 |
観光まちづくりの事業構想 | 中嶋聞多(事業構想大学院大学教授) |
※内容等は変更となる場合があります。
事業構想大学院大学は、MBAにアイデアを計画に落としこむ構想力を加えたMPD(事業構想修士)を習得する全く新しい専門大学院です。日本の未来を切り拓くリーダーを育成します。
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